富士山のてっぺんとってきた
9/10-9/11に富士山に登って来ましたー!
その中でいろいろと経験できたので、つらつらと書いていきますー。
まとめて書くという形でなく、箇条書きっぽくなってますがご了承ください。
あじぇんだ
- 富士山に挑戦した経緯
- 事前準備
- いざ、富士山へ!
- まとめ
富士山に挑戦した経緯
単純に登ってみたかったから。
会社の同僚と喋ってて、人生で1回は日本一高い山登ってみてぇよなーという話から、とりあえず行ってみるかというかるーい動機でツアーに申し込み。
ガイドもなくフリーで登るのは嫌だったので、ガイド付きのツアーを探して適当に申し込んだ。
事前準備
持ち物編
持っていくものは、ググればいくらでも出てくると思うが、自分が持っていたものを細かくピックアップしてみる。
トレッキングシューズ | モンベルで買ったハイカットの登山専用の靴。靴はできるだけいいものを買ったほうがいい。 |
ザック(リュック) | 30リットルのコールマンのリュック。30リットルがちょうどよかった |
ストック(杖) | 1000円の安物。これはマジで持って行ってよかった。 歩くときの負担軽減と足元がふらついたときの支えになる! |
インナー① | モンベルで買ったアンダーシャツ |
インナー② | ユニクロのヒートテック(長袖) |
セーター | 家にあった普通のセーター |
ウインドブレーカー | 家にあったウインドブレーカー (登山用じゃなくて、タケオキクチで買ったジャケットを使い回し) |
レインコート | モンベルで買ったレインコート。 雨対策でもあるが、同時に防寒対策にもなるので必需品 |
登山用のズボン | 防水仕様だったらよかったけど、安物のズボン |
雨用のズボン | 雨用に持っていったが、全く雨ふらなかったので未使用 |
タオル | 東急ハンズで買ったスポーツタオル。汗ふき用 |
防寒グッズ | マフラー、ニット帽、軍手(防寒+怪我防止用)。 マフラーよりもネックウォーマーのほうがよかったかも… |
酸素ボンベ | スプレータイプの小さいやつ。 一応持って行って使ったけど、効果は正直よくわからん |
携帯電話(iPhone) | もしものときのために…。山頂でも電波入ってたのがびっくり! ソフトバンクなめてたよ… |
食料 | ウィダーインゼリー2個とチョコとカロリーメイト1箱とバランスパワーってお菓子一袋。 ウィダーインゼリーはオススメ! |
飲料水 | 1リットルの水を2本 |
ペットボトルホルダー | ザックにペットボトルをぶら下げるやつ。 飲みたいときに止まってザックから出すなんかやってられんから、持って行って正解だった |
懐中電灯 | 本当はヘッドライトのほうが望ましいけど、買うの忘れてたのでチャリについてたライト外して持っていった。 |
睡眠対策グッズ | 耳栓とアイマスクを持っていったが、あまり役に立たなかった… |
温泉グッズ | 下着やバスタオルなどなど |
改めて確認すると、恐ろしく適当に準備していたんだなと思う…。
これでも一応山頂まで行けましたが、あまり参考にしないでくださいね(´・ω・`)
飲料水について補足すると、水は1.2リットルぐらいしか飲まなかった。
富士山のトイレが有料(1回200円)なのと9月でシーズンオフに入っているので、いくつかの山小屋が閉まってトイレに行ける回数が少ないので結構抑えてた。
この辺りのバランスは難しい。持っていきすぎるとザックが重くて負担になるし、かといって足りなくなっても困る。
僕の性格上、気持ち多めに持って行きたかったので2リットルにしました。
(ウィダーインゼリーも2個あったし、十分過ぎでしたね…)
富士山登上後に持って行っておけばよかったものとして、目薬とマスクを挙げておきます。
下山時に突風のせいで、土埃が目やら口に入ってきてかなりしんどい。
マスクをすると呼吸がしづらくなるかもしれないが、土が口に入るよりまっしじゃないかと思う。
(下山してる人の中にネックウォーマーで代用している方がいたので、マフラーよりもネックウォーマーのほうが応用が効きそう)
予行練習編
人生初の登山が富士山というのが不安で仕方なかったので、8月に三重県にある御在所岳に登ってきた。
1回登ってみることで必要な持ち物やペース配分とか見えてくるので、まずは1回どこかの山に行くことをオススメします。
いざ、富士山へ!
ツアーの概要
※計画ではなくて、実際のツアー中での時間
---------- 9/10 ----------
09:20 バスの回収ポイントまで移動して、拾ってもらう。その後富士山へ
15:45 富士山五合目までバスで到着
16:20 着替えやらストレッチやら準備して、その後は八合目の宿を目指してひたすら歩く
21:30 八合目の宿に到着。カレー食って仮眠を取る
---------- 9/11 ----------
02:00 山頂目指して出発
05:00 山頂到着後、御来光を見る
06:00 下山開始
11:20 五合目に集合
11:40 バスで出発
12:20 山梨県のどっかの温泉でゆったり
13:30 参加者の方々が帰路へ着くためにバス出発
17:20 朝回収された場所で降ろしてもらい、帰宅
雑な文章だけど、このような形のスケジュールでした。(大体のツアーがこんな感じかな?)
ツアー当日
集合場所に半袖+7分丈ジーパン+サンダルでザック担いで集合。
あとはバスで富士山へGo!!
途中のバスからみた景色!こんなんみたらテンションあがってまうやろー!
5合目についてバスから降りたときにはすでに寒い
速攻で着替えて、ストレッチで体をほぐしながらガイドさんの話を聞く。
ここでの服装は、インナー①とウィンドブレーカーのみ。
ガイドさんの話まとめ
・ここは山梨県で河口湖の吉田口ルートから登る(ずーっと静岡にいると思ってた)
・現在地は標高約2300m
・歩行距離:登り 5.8キロ。下りは別ルートで7.0キロ
・所要時間:登り 大体8時間半ぐらい。下りは4時間半ぐらい
・登山道での歩幅は、日常生活で歩く2歩を3歩に縮めてゆっくり歩くこと
・高山病対策として、水分補給と深呼吸を怠らないこと
・馬に乗れる(下山時に7合目でリタイアする場合のタクシー的な使い方もできるらしいが、3万円ぐらい??)
・体力を10とすると登りで3、下りで7の消費をするので、登りで体力を使い果たさないように
いざ、八合目に向けて出発!
あとはひたっすら登るだけ。
7合目で寒くなってきたので②のインナーを着て3枚装備に。
暗くなってきたので、懐中電灯という名のチャリのライトを使って足元を照らしながら登る。
ただ、登る………。
特に書くことないけど、山小屋のトイレがおもしろかったのでそこだけ書く。
まず、駅などにある男性用トイレを想像して欲しい。
片方に個室用トイレ。もう片方に小便器が並んでいる。
全てが満員だと洗面所のところまで我慢している男性が、並んでいるのがよく目にする光景だろう。
しかし、そこに女性が並んでいるとしたらどうだろうか?
富士山のトイレは男女共同のトイレでありながら、男性の小便器と個室でしか分かれていない!!
初めて見た瞬間、思わず「これマジか?覗かれ放題やんけ!」とつっこんでしまった。
一緒に行った連れが用を足してる写真撮ったけど、画が汚いので貼るのはやめときます\(^o^)/
八合目の宿に到着。いざ、山頂へ
標高3100m地点にある本日泊まる予定の山小屋に到着。
ガイドさんから、4時間半後に出発するから晩ご飯のカレー食ってすぐに寝て体力を回復しろということでした。
ここからが、地獄の始まり。
登山は日常生活に比べて激しい運動だ。消費カロリーはかなりのものだろう。加えて宿に着いたときはすでに夜の9時。かなり腹ペコ状態。そこで出されたカレーを貪るように食ったが、人生で一番うまいカレーだった。
食後、すぐに横になって布団に入るが、これが全く寝れない!
・一人あたり0.5畳ぐらいのスペースしかないので、寝返り打てない
・高度3000m超えてるので、心拍数が常に軽くジョギングした後みたいになってる
・食後すぐに横になったので、さっき食ったカレーを吐きそう
・誰かがスプレータイプのサロンパス塗りたくったせいで部屋中がサロンパス臭
こんな状況なので、アイマスクと耳栓はほぼ役にたたず、内蔵との戦い。
結局、気絶するかのように2時間ぐらい寝た。
八合目から頂上へ
翌朝の1時40分に起床し頂上へ。
ここからは極寒の世界。
気温は8℃ぐらいだが、台風並の風がある。
風速1メートル/秒で体感温度が1℃下がるそうだが、軽く10メートル超えてたように感じる。
持ってきた防寒アイテムをフル装備して頂上へ。
元気のいい人はここで支給されたシャケ弁を食ってたが、胃が受け付けなかったのでウィダーインゼリーとカロリーメイトを胃に流し込む。
体力も全然回復していない状態で、内蔵と寒さと戦いながらひたすら3時間てっぺんを目指し歩き続ける。
9合目となると誰も喋らずにもくもくと歩いていく中、酸素ボンベのシューシューというスプレーの音だけが虚しく鳴っていた。。。
この時に救われたのが、登っている最中に見える星空の景色。
雲の上から見える何もない真っ黒な空に見える星がほんとうにキレイ。
天気のいい日に地上から見える星が星じゃないと思える程、輝いて見えた。
(iPhoneで撮影したけど画質がしょぼすぎて、ただの点にしか見えんかったので捨てた)
3時間かけてやっと山頂に到着!すでに達成感が猛烈にあったが、御来光があと10分で見れるということで、感動を我慢して待機。
もうすでにいい感じの景色!
いよいよ御来光!
現場にいた人の一体感がすごかった。2000人ぐらい山頂にいたそうだが、拍手している人もいたし、バンザイしている人もいた。
写真で味わう風景ではなく、自分の足で登って見える景色だからその分だけ感動も大きかったかもしれません。
体はかなり疲れていたはずだが、内蔵も回復して弁当を食えるようになってました。
(ただし、氷点下で保存してたせいだろうが、米がカチカチで全然食えんかった…。周りの人も箸通らんて叫んでた。 )
僕もそこそこはしゃぎました!
頂上から下山
山登りの最大の楽しみは、達成感と景色の感動を味わうことだと思ってる。
山登りの最大の悲しみは、下山の意味のなさだと思ってる。
下りはひたすらつづら折りになっている坂を下り続ける。
ほんとうにしんどい。下りに体力の7割の意味を身をもって知った。膝にかなりの負担がかかるので、持っていったストックが大活躍!
途中、7合目でガイドさんと分かれここから自由に5合目まで下ることに。
(なんかよくわからんけど、そういうプランなので)
ゆっくり下ってもバスの集合時間に間にあうということで、連れとゆっくり下山中にアクシデント発生!!
連れの方が急に腹が痛いとか言い出した。。。
このシーズン、吉田口ルート(下り)では8合目以降はトイレがない。。。
「もうその辺でしてこいや」
「こんなに人おってできるか!」
「人少なかったらできるん?」
「いや、それはオレのプライドが許さない」
「結局できへんやんけ!どうすんねん」
「もうダッシュで下りるしかないだろう…」
こんな小競り合いが行われた結果、かなりハイスピードで下山することに…。
結果的に、予定より1時間以上早く到着し、無事トイレに間に合いましたが、膝がもうボロボロ…
帰りのバス社内では死んだように寝てました…
まとめ
人生2回目の登山で富士山。無謀かと思いましたが、以外になんとかなりました。
これが40歳とかで挑戦していると多分無理だったでしょう。ツアーで申し込んだ人の中にも何人か8合目などでリタイアして下山する方がいらっしゃいました。まだ体力があるうちに登ることができてよかったです。
登山が趣味になるのか不明ですが、富士山を登ってしまった以上、他の山とどうしても比較しそうで怖いですが、それぞれの山に良さがあると思いますので、少しずつ他の山には登りたいと考えてます。
この微妙な体験日記を読んで、山に登る人が増えたらいいですねぇ…。
独り言
空いた時間にガリガリ書いてたら、関西弁やったり、標準語やったりよくわからん文章に...
どう手直していいんかわからんままにそのままで公開。読みにくかったら直します。。。
あと、ブログ書く上で写真の処理がよくわからん。
iPhoneカメラで撮った写真の大きさ調整がなんか微妙…