株式会社LiBに入社して1ヶ月ぐらい経ちました
そういや最近ブログ書いてなかったので久しぶりにつらつら書いてみる。
前置き
- 2012/03/21に入社したとあるゲーム会社を2015/03/31を最終出社日として退職
- そこから6月末まで普通にニート
ニート期間
- ボードゲームしたり、貯まってた本読んだり、コワーキングスペース行ってたり、佐渡ヶ島にチャリ担いで行ったりブラブラしてた
- 読んでいた本にすごい興味が惹かれる一文があった
- 「多忙に慣れた心もなかなか日常に戻れないものでね。気が急いて急いてどうしようもなくなって、暇というだけで"罪悪"に思えてくる。新しい仕事を次から次に見つけ出してしまう。」
- ってことで働くことにする
転職する
- 普通にエージェント使って転職活動することにした
- それとは別に知り合いからうちの会社に来いというありがたいお言葉を頂いたりもした
- 3年前に会った面接官と別の会社でまた面接官として会ったり、勉強会で元前職の方に会ったりして狭い業界だなぁとつくづく思った
そんなときにとある人からお誘いが
- @imura_designことイムイムというスーパーできるデザイナーから「お前社畜からニートになったんやろ?飯行こうぜ」的なお誘いがあって、株式会社LiBでやってる飲み会のイベントに参加することに
- 株式会社LiB[リブ]
- この時、株式会社LiB自体は名前は知ってる程度
- 当日の雰囲気とかは株式会社LiB代表の松本さんのブログがわかりやすいと思われる(実際自分が参加した飲み会ではないが…)
- 株式会社LiB[リブ]
- すげぇ軽いノリで行って適当に喋ってたけど、当時アットホームな感じの会社でみんなポジティブだなぁという印象しかなかった。
- 飲み会の終わり間際に代表の松本さんとイムイムと喋ってて、「え?ニートなの?いつうちに入社するの?」みたいなこと言われて、酒も入ってるし適当に濁してふわっと会話した気がする
- その後、連絡があって面接というガッツリした感じじゃないけど、軽く面談しましょみたいなことになり、そっから軽い気持ちで話聞きに行ったら何故か入社してた
入社前
- LiBのサービスはRuby on RailsなのでRailsの勉強
- LiBz CAREER の作り方 // Speaker Deck
- LiBはどういう感じで動いてるかはCTOの米山さんの発表スライド参照
- Ruby on Rails チュートリアルをひたすらやってた
- RSpecの本買ってひたすらやってた
- とりあえずなんか作ってみた
入社後
- 入社した日に初デプロイして本番に展開できたのでほっとした
- リモートワークに複業まで。多様なワークスタイルをLiB的“ゆるふわ”トークで繋ぐ - 株式会社LiBさま Qiita:Team利用事例 ってことでQiitaTeamを使ってる
- 業務のキャッチアップというか業務フローがわからなかったので、新人なので情報かき集めてQiitaTeamにぶん投げた
- あるあるだけど、ドキュメント書いても整備されない問題とかよくあるが、ツールが悪いんじゃなくて、意識の問題だと思ってる(もちろんツールがダメな場合はあるだろうけど、完璧なツールは存在しない)
- 週報を誰も書かなくなっていたので、ひたすら週報書きまくってたけど、何人かがマネしてくれたりしてよかった
- Team Geekという本にバス係数(チーム何人がバスに轢かれたらプロジェクトが破綻するか)という言葉が紹介されているが、属人性の高い仕事だったり情報はなるべく可視化した方がいいと思ってるので、ローカルにメモするぐらいならPublicなところにガンガンあげまくる姿勢は前職から変わってない。
- アップすることがめんどいって言う人がいるだろうけど、管理する側からしたらその人しか情報持ってないほうが圧倒的にめんどいと思ってる。
- 業務のキャッチアップというか業務フローがわからなかったので、新人なので情報かき集めてQiitaTeamにぶん投げた
- 前職でマネージャーっぽいことやってたので、コミュニケーション周りは結構気を使ってるつもり
- 報告にしてくる人が何言ってるかわからなくてイライラすることが多かったので、あぁはなりたくない的な安易な発想
- 相手の時間奪わないようにとか最初に結論から言って何を聞きたいかを理解してもらってから話始めるとか
- 立場が人を育てるってのはあると思ってて、クソみたいなマネージャーやってたけど、やってて目線が高くなった気がするし経験は積んでよかった
- Slackにあまり慣れてないけど、通知周りがかなり細かく設定できるのが素晴らしい
- railsが全然慣れてないので、日々勉強中。
- railsの実務歴0日だけど、なぜか入社できた(未だになぜ入社できたかよくわからん)
- CTOさんが入社して2週間の段階で、あなたならできる的なこと言ってでかい仕事丸投げしてきて泣きそう
まとめ?
ってな感じで入社したLiBですけど、絶賛エンジニア募集中なので興味あったらどうぞー
データドリブンでサービスを磨いてくれるチーフエンジニアを募集 - 株式会社リブの求人 - Wantedly
おまけ
ニート中に読んだ本で印象に残ってるやつ
いくつか読んだ本の中で、印象に残ってる本だけ
Amazon.co.jp: ゲーマーはもっと経営者を目指すべき! 電子特別版 電子書籍: 4Gamer.net編集部, 川上 量生: Kindleストア
- なぜか10円で売ってた時期があったので読んだ
- とにかく面白いのでさらっと読むだけでも楽しめる
- ゲーマーはもっと経営者を目指すべき! - 4Gamer.net
- 元々はWebでの対談記事があるので、これをベースに作られてる
Amazon.co.jp: V字回復の経営 2年で会社を変えられますか Kindleストア
- Engineerのキャリアとしての”Product Manager”とは? ってのに参加したときに発表者の方が紹介してたので読んでみることに
- ノンフィションとフィクションの間で、実体験を織り交ぜながら登場人物や数字はいじってるようなほぼノンフィクションで2年間で会社を建てなおすお話。
- 前半はいかに今の組織がダメなのかを振り返り、後半はダメな部分を解消していきながらも、それについてくる社内政治問題も一緒に解決していくといった感じ。
- 会社を建てなおすという大枠の話も面白いが、それに関係する社内のクソみたいな政治問題とかもすごいリアリティがあって、会社を変えようとする革命軍と変化を嫌う保守派の戦いのことを"新旧価値観の戦い"という表現をしていたが、この人間ドラマが本当に面白い。
- "しかる"シーンが結構多かったが、それはキレるじゃなくて人の事を考えてしかっていたのが印象に残ってる。ただ感情でキレると、ネガティブなことを言いふらすようなより悪い保守派の人間になるのを避けるために、穏便に解決するにはどのようにするのがいいかとか考えてるのが垣間見れて、実際のところ裏側はもっとドロドロなんだろうなぁと想像したりしてた。
- Amazon.co.jp: 人狼ゲーム BEAST SIDE Kindleストア
- 人狼を実際にリアルでやって、吊られると本当に死ぬというリアル人狼を描いた小説
- 人狼ゲームって村目線を描いた小説の続きで、本作はタイトル通り人狼側の視点
- 普通の人狼でも投票のタイミングでいろいろ考えるが、人の命がかかる投票っては場合によっては実際に吊るされた人が死ぬわけだから、間接的に殺人をしているわけでこの辺の心情がリアルに描かれてたように思える
- 人狼として考えるといろいろルールがどう考えても破綻する
- がそれを差し引いても個人的にはよかったが、Amazonのレビューはいまいち…。
- Amazon.co.jp: 人狼ゲーム CRAZY LIKE A FOX : Kindleストア
- 狐が入ったやつも最近出たらしいが、これは読んでない
- Amazon.co.jp: ゲーム開発最前線『侍』はこうして作られた―アクワイア制作2課の660日戦争: 新 清士: 本
- PS2向けに作られたゲーム「侍」の制作現場にライターの人が660日取材して、現場の声を書籍化したもの(ちなみに絶版)
- 実現不可能なスケジュールとか休み明けにプログラマーが行方不明になるとかいろいろな問題があって、大変共感できました!!!!!!!!!1
- 決まらない仕様、突然変わる仕様、仕様書にない仕様などなど。ゲームの本質的な面白さを考えながらもスケジュールにそれを組み込むというのはほぼ不可能
- ディレクターは現場が無理だからといって、仕様を削ったり修正することは反対でその流れを食い止めないとクオリティが下がってしまう。それをできるのは自分はだけだと思っていた
- ボロクソに責められてるディレクターが面白いゲームを試行錯誤してるが、パブリッシャーと現場がそれを許さない。本当の敵は現場の人間ではなくて、「時間」だった
- あとがき的なところで登場人物の方のインタビューとかもあって、ディレクターの方の話がやっぱり面白かった。
- ディレクターとしては面白いゲームを作って市場にインパクトを与えたいとか大きな目線
- 現場は目の前の作業を日程までに終わらせることに主眼をどうしてもおきがちなので交わることはない気がしている
- やりたいことの理想と現実が違うギャップを埋めるために全力投球するが、現場から突き上げてくる現実と戦う毎日。
- ゲーム開発に関わったことある人達なら泣ける内容だと思う