個人事業主関連の税金周り

なんとなくフリーランスになろうと思ってとりあえず開業届を出してフリーランスになったはいいけど、税金周りの知識がなさすぎたのでいろいろ調べた内容をメモがてら残しておく

※自分周辺しか調べてないので、全部のケースは恐らく網羅できていないまたは全然勉強不足で誤ってる場合もあるので、あくまで参考程度として読んでもらえれば…。間違ってる場合はなんかリアクションくれると嬉しいです

とりあえず以下の本がめちゃくちゃわかりやすかったので、細かいところ気になった人はそっち読んだほうがいいかも

サラリーマン時代は所得税、住民税、年金、保険を毎月の給料から天引きされるだけで、年末になると年末調整をして終わりだったが、それを自分でやるだけだが、1番めんどくさいのは確定申告。

所得税、住民税、年金、健康保険を説明(年金とか保険は税金じゃないけど)
それに追加して、事業税と場合によっては消費税がある。

所得税

収入から所得控除を引いた金額に対して、一定の税率で課される税金で、個人事業主の場合は確定申告の期間である2月16日~3月15日の間に税務署にいって税金を収める。
サラリーマンの場合は源泉徴収の仕組みで給料から天引きで収められてるので何も気にしなくていい

どれぐらいの金額を収めるのかは国税庁のサイトから引用する

収入がそのまま課税対象になるわけではなくて、課税所得から計算する

所得 = 収入 - 経費
課税所得 = 所得 - 控除
納付税額 = 課税所得 × 所得税

たとえば収入が800万で経費が300万、控除が100万のケースだと

5,000,000 = 8,000,000 - 3,000,000
4,000,000 = 5,000,000 - 1,000,000

課税所得が4,000,000だと税率は20%

4,000,000 * 20% - 427500 = 372,500円
372,500円が所得税として収められる

サラリーマンの給料は給与所得控除があったりするが、所得税と住民税の計算方法 にもっと詳しいことが書いてあるので、細かいところはこっちを見てもらったほうがいい。

ちなみに、法人化した場合は法人税の23%固定になるので、課税所得が900万以上を超えると法人化したほうが節税になると思われる。 No.5759 法人税の税率|法人税|国税庁 に詳しく書いてる

ここでは控除に当たるもので忘れそうな内容を書いておく。

基礎控除

38万円控除
とりあえず全ての納税者にされる

社会保険料控除

No.1130 社会保険料控除|所得税|国税庁 に書いてあるが、年金や健康保険に支払ったお金を控除されます。払った金額や領収書は置いておきましょう。

青色申告特別控除

65万円控除
確定申告時に前年度までに青色申告でやりまーすって申請書を出しておけば、青色申告特別控除が受けられる。
青色申告のやり方はその辺にいくらでも転がってるが、開業届出す際についでに青色申告やりますってチェック入れて出すだけ。

小規模企業共済等掛金控除

フリーランスは退職金などは存在しないので、自分で積み立てる退職金みたいなもの。
月1,000円〜70,000円の範囲で毎月掛け金を選択できて、それに収めた金額は全て控除される。

その他

  • 株や投資信託で得た利益も確定申告する必要がある。
    • ただし、源泉徴収ありの特別口座の場合は、利益確定させたタイミングで証券会社が20%を計算して税金を収めてくれるのでやらなくてよい)
  • 仮想通貨は雑所得らしいだけど、通貨の変換とか間に入りまくったらカオスになりそう…。取引所側に履歴残ってるから、確定申告サボったらすぐバレそうだけど、どうすんだろな
  • 少額投資非課税制度(NISA)株式や投資信託の投資に対して、税制上20%かかる売却益と配当への課税を、年間120万円を上限に非課税とする制度がある。
  • ふるさと納税も控除対象になる

住民税

前年度の収入に対して10%

所得税は国に支払われるのに対して、こちらは住んでる地域に支払われる。
6月と12月の2回に分けて収める。

健康保険

住んでる地域によって差があるので、自分が住んでる地域の公式サイト的なやつで調べましょう。 デザイナーさんだと文芸美術国民健康保険組合ってのがあって、月の支払いが1万5千円ぐらいになるので多分こっちのほうが安くなると思う。

年金

国民年金の場合は一律16,900円
一括払いすると値引きされるので、国民年金前納割引制度(口座振替 前納)を参照

事業税

3-5% 業種によって異なるが、大体5%

(所得の額-290万円)× 税率
所得の額はその年の確定申告時を元に行われるので、前年度の所得に対して。
8月と11月に収める。

消費税

課税売上高(要は売上)が1,000万円を超えると消費税を支払う必要がある。
不動産投資とか一部は課税売上ではないので、その辺も考慮する必要がある。
払う期間は2年前の売上が1,000万を超えてるかどうかなので、前年度ではないことも要注意。

今だと消費税が8%なので、年間の売上が仮に1080万の売上と999万だとほぼ変わらないという悲しい感じに…。
一応抜け道があって、2年後の消費税を支払うタイミングで法人税をすれば最大4年間は消費税を払わなくていいらしい。

まとめ的な何か

さて、いろいろ書いたけど、ざっくり計算してみる

売上が800万で経費が300万、控除が100万 = 400万が所得

所得税が20%で372,500円(400,000 * 20% - 427500)
住民税が10%で400,000円
国民健康保険が360,000円ぐらい?
年金が202,800(16900 * 12)
事業税が20万

ざっくり150万が税金とかその辺に収められる(と思われる)

サラリーマンの場合だと厚生年金だし、社会保険だから多少計算が違うから参考にならないかもしれない。 あと、2020年から年収850万円超の会社員は増税する法案が通ったみたいだし、また計算がいろいろ変わりそうではある…。

この人はサラリーマンなのか個人事業主かわからないけど、まぁ税金のこと知ったらこんなツイートもしたくなる

間違ってるとかこういうのあるよってあればぜひ教えて頂けると幸いです。

さて、今日から社会復帰頑張ります。