今年前半に読んだ本まとめ

唐突に今年読んだ本をまとめたくなったので、書きなぐる。 読んだ本は90%ぐらいが人の紹介だったり、ネットの書評から買ったりしているので、自分から買ったやつはあんまりないかも?


漫画

進撃の巨人(19) (講談社コミックス)

進撃の巨人(19) (講談社コミックス)

若干グダってきた気がするが、一応読んでる。もうあと数巻で終わりそう

あんまり読んでる人見かけないけど、結構好きな漫画。 カイジとガンツを足して割った感じの雰囲気なサバイバルホラー漫画。 一応完結した

これと下巻の2巻で完結。 ゲームのデバッグアルバイトをしていたら突然知らない場所にいて、その知らない場所から脱出するミステリーファンタジー。

今ジャンプでやってる漫画の中で1番好き。 以下に、素晴らしい作品紹介があるのこちらを参照してください。

ワールドトリガーの面白さを語り倒したい(前編) - めぐりあいクロニクル

毎回アクマが設定するいろいろなゲームを個性豊かなキャラクターが相手の裏の裏の裏を探りあいながら戦う頭脳バトル ゲームの最中に行われるキャラクターのやり取りがたまらなく面白い。 ノーゲーム・ノーライフの初期も好きだったし、頭脳バトル系が多分好きなんだろうなぁと思う。 ストーリー的にはあと5,6巻は続くかな…?

全然漫画ではないが、書いてる人が漫画家なので… 松井さんが無になりたいとかたまらなくネガティブな発言をしていて、最高に面白い。

ラノベ

パニックラノベというジャンルらしい。 前半はライトで後方から徐々にグレーになっていき、終盤はとにかく絶望する。 本のキャッチコピーとして「絶望率100%」と紹介されているらしいが、それに相応しい絶望感だった。

この後に1冊出ており、この絶望的な1巻の続きはどうなるのかと思ったが、それはそれで素晴らしかった。 早く続きが出て欲しいと願うラノベ

月に人が住み始めた時代に「前人未到の地に立つこと」を夢見る少年が圧倒的な資金を稼ぐべく、月面にある「株式市場」で勝負する金融ラノベ。 普通に株も債券などの経済単語が出てきて、歴史上にあった経済的な史実を再現しており、ストーリーとしての読み応えもあるが、それを取り囲む人間達のドラマがまたいい。

全3巻ですでに完結している。 ちなみに1巻あたりの長さがハンパないので、実質は10巻ぐらいのボリュームがある。

ハケンアニメ!

ハケンアニメ!

簡単に説明するとSHIROBAKOの小説版。(SHIROBAKO知らない人はいないと思うので) SHIROBAKOと決定的に違うのは、ハケンアニメは監督とプロデューサーがストーリーの中心になる。 タイトルのハケンとは、何らかにおいて覇権を勝ち取ったアニメを指す言葉である「覇権アニメ」から来ており、主に2人の監督とプロデューサーが覇権を争ってアニメを作っている現場の話。

作中ですごく好きなセリフがあるので、それだけ引用する

「一つのタイトルが始まれば、その人の時間を俺は三年近くもらうんだよ。俺がやりたいものを形にするっていうそれだけのために、その人の人生を預かるんだ。そのことを考えない日はないよ。監督は、基本、誰かに何かをお願いしないと進めない仕事なんだから。俺だけじゃ何もできないんだ」

IT

Inspired: 顧客の心を捉える製品の創り方

Inspired: 顧客の心を捉える製品の創り方

プロダクトマネージャーはとりあえずこれ読んどけという本。 一言で表現すると「正しい製品を作るのか、それとも、製品を正しく作るのか」をわからせてくれる1冊。

科学

タイトル通り、炭水化物が人類を滅ぼす話が書いてあった。 序盤から中盤にかけては糖質の説明や血糖やアミノ酸等の医学に関する内容だが、中盤から生物の進化から人類史にまで話が及び、途中から何の本読んでるのかわからなくなるが、これだけの内容を調べたのかと驚嘆できる内容だったので単純に読み物として面白かった。

ちなみにこの本と周りの人の影響で糖質ダイエットを初めて80日ぐらいになるが、約8キロ程痩せた。

森博嗣

一応、自分が読んだシリーズ順に並べていて、この順番でもよかったが正しい順番なのか不明。

S&Mシリーズ

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&M

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&M

全てがFになるから有限と微小のパンまでの10冊

短編集

次に続くVシリーズと四季シリーズの伏線がちらほらあるので先に読んどいたほうがいい

Vシリーズ

黒猫の三角から赤緑黒白までの10冊 S&Mを全て読んでるからこそわかるラスト数ページが衝撃。

四季シリーズ

全てがFになるで登場した真賀田四季のシリーズ。 個人的には秋が1番好き。

Gシリーズ

φは壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE Gシリーズ (講談社文庫)

φは壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE Gシリーズ (講談社文庫)

φ(ファイ)は壊れたねからχ(カイ)の悲劇までの10冊。 一応、12冊で完結ということなのであと2冊で完結するはずだがまだ刊行されていない。。。

最新刊のχの悲劇が今までも全部のシリーズを通してかなり線が繋がってきたし、結構衝撃だったのでググったら似たような感想の人多し。

森博嗣『Χの悲劇』衝撃作で震える読者たち - Togetterまとめ

その他

作家の収支 (幻冬舎新書)

作家の収支 (幻冬舎新書)

タブーであるお金の話を赤裸々に語ってるエッセイのような本 15億稼いでる著者だから語れる作家のお金の話が赤裸々に語られている

自由をつくる自在に生きる (集英社新書 520C)

自由をつくる自在に生きる (集英社新書 520C)

自由について本気で考察した本。

一部引用する

自由というのは、「自分の思いどおりになること」である。自由であるためには、まず「思う」ことがなければならない。次に、その思いのとおりに「行動」あるいは「思考」すること、この結果として「思ったとおりにできた」という満足を感じる。その感覚が「自由」なのだ。

自分が書く文章によって、自分を売り込みたいわけではない。人に好かれるために書いているのではない。伝わるものが伝われば、その結果として人にどう思われようとかまわないのだ。

仕事で稼いだ金で自分のやりたいことができる、そのための交換手段なのだ。 「金のために作品を書いている」というと、昔の感覚では「汚い」というイメージになるかもしれないけれど、こういうことは正直に述べる方が、「飾った偽り」よりは「綺麗」だと僕は考えている。この思想もまた自由である。

僕がいいたいのは、「自由」が、思っているほど「楽なものではない」ということである。自分で考え、自分の力で進まなければならない。その覚悟というか、決意のようなものが必要だ。

想像こそが人間の能力の基本であり、あらゆる活動の基礎になるものだ。想像ができなくなったら、もう人間ではないといっても良い。  生きていることも、そして自由も、すべて想像の産物である。

この引用を読んで面白そうだと思ったら読んでもいいかも?

今年に入ってから森博嗣だけで39冊も読んでるな…。 あと百年シリーズとXシリーズもあるからまだまだ終わらん…。

その他

まぁ1冊ずつコメント書くのもだるくなってきたので、以下はタイトルだけ。

  • 急成長企業を襲う7つの罠 なぜ、7割の企業が創業10年を迎えられないのか?
  • 採用基準
  • アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方
  • あなたのチームは機能してますか?
  • 完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込
  • Q&A
  • ぼくらの仮説が世界をつくる
  • 走ることについて語るときに僕の語ること
  • 灰と幻想のグリムガル 1
  • ノーゲーム・ノーライフ 8
  • ひきだしにテラリウム
  • 竜の学校は山の上
  • バイナリ畑でつかまえて

漫画を除くと60冊ぐらいかな?ほとんどが森博嗣だが…

読み中&読む予定の本(タイトルだけ)

  • チーム・ファシリテーション
  • 百年シリーズ(森博嗣)
  • SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル
  • 入門 組織開発~活き活きと働ける職場をつくる~
  • HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか